仲村 過酷な現場測量

建物を建てる場合は、建築物が建築基準法や条例等に適合しているか審査を受けなければ

工事は出来ません。その確認のために建築主が役所または民間の指定確認検査機関に提出

する書類に「建築確認申請書」と言う物があります。

 

その建築確認申請書の提出する書類の中に 配置図 と言うものがあります。配置図とは、

建物の配置や、敷地と建物の位置関係を表した図面の事です。

建物の寸法などはPC上で仕上げられますが敷地の寸法は地積測量図を元にまずは

その土地を実際に測量しなくてはいけません。

 

更地であればそのままスケールで測量していけば何の問題もなく測量して行く事が出来ます。

 

ですが、今回測る所は…

 

①境界杭8本中7本が垣根の中(境界杭間の測量が出来ない)

②平板を置いての測量も図りたいライン上に植木や枝、雑草、または倉庫やハウス、

大きな庭石が…(図りたいライン上に障害物があり測量出来ない)

 

と、なかなかありがたい状況でした。

垣根の中の杭

08.43.26

計測ライン上の障害物

09.27.11

09.27.18

0355

水糸を張る為の除草作業中

10.56.33

                                       です。

対処法


①垣根の中の杭は、垣根の中の杭を外側平行に同じ数値で位置を出し、水糸を張り測量します。

    もちろん間にある雑草類は除草します。

②平板を置いての測量はライン上に障害物が無い所をひたすら探して設置、それでも見えずらい、

    測量しずらい所はお客様の許可を頂き枝を払い、移動出来る物は移動し、作業しました。

 

悪戦苦闘、ようやく作業は終了!無事に測量が終わりホッとしました。

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