思いの深み

10月の中期、1泊2日で直接取引のある奈良県の材木問屋さんに勉強と仕事を兼ねて

見学に行ってきました。車で行動したのですが、道のりは遥か遠く……

片道約7時間をひたすら運転!!

途中、三重県にあるナガシマスパーランドに行く人達の高速道路出口大渋滞を横目に

ようやく到着しました。

 

材木問屋さんでは、銘木吉野杉 吉野檜 の歴史や育て方などをレクチャーして頂き

その後、材木を加工する過程を見学しました。

・木の皮をはぎ

・材木をカット

・乾燥機に入れ

・建材に加工

・出た端材などは燃焼してバイオマス処理。

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その他、色々新しい取組もされているようで今後のお客様に対して喜んで頂ける提案が

出来そうな代物が多数あり収穫ありでした。

 


話は戻りますが、材木問屋さんレクチャーの中で吉野の木と他の木の違いは何かとの話が出ました。


・他の木は山が国有林なので国が管理している為、木の手入れが行き届かないのに対し、

吉野の山は個人所有の山なので良質な木が育つように昔から代々、木を管理する職種が

あり、人の手により大事に管理されている とのお話でした。

 

吉野の手入れは1ヘクタール(100m×100m:1万平方メートル) 8000本から12000本植えと密植え!

通常、国有林では植える本数は3000本から3500本だそうです。ずば抜けていますね!


植えて育成する期間も数十年以上という長期間。また間伐(かんばつ)によって良質な材を

優先して育て、節目の元となる枝を切り落とす「枝打ち」を行って外形を丸くし美しい無節の

木を取ります。


こうして古くから徹底した知識と管理から生まれる吉野の木は、年輪幅が細く均一になり、

芯を中心にしてまっすぐ伸ばすようです。


長い年月、手間を掛けて育てる・・・なるほどブランド品な訳ですね。

 

帰りに奈良県銘木協同組合に寄り見学、倉庫内にはとても高価な銘木が所狭しと並べられていて

驚きの連続で普段見れない物を沢山見る事ができとても勉強になりました。


たまたまその日は競り市をしていたのでこちらも見学、樹齢何百年と言う良質な杉や檜が

目の前でどんどん高価な金額で売れて行くさまは圧巻でした。

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あれ!?樹齢何百年と言う事は…それだけ古くから(江戸時代)木を管理し続けてる訳で・・・


と言う事は・・・

当たり前ですが先祖代々受け継がれて今がある訳なんですね。


想いを馳せると時の流れを感じると共に、古くから受け継がれる思いの深みを感じます。

感慨深い旅でした!

 

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