中央区/地盤調査
今回は事前の地盤調査!
地盤調査? 当たり前だろ・・・と思いがちだが?
今回はちょっと違う!
通常は建物の字型が決まってから所定の箇所での調査を行うが、
今回は現実的にこの敷地で建物が建てられるか否か?
さて、新築計画が進められるか否か?という段階の地盤調査になります。
というのも・・・
当時の擁壁申請図面が見当たらず(構造的に?)今回の作業になった訳で。
建築審査課で調べたところ、どうやら昭和56年に申請はしたものの・・・
完了検査を受けていない?
・・・という事で公にならない?構造的に認められない?
未確認工作物という判断!
役所で当時の帳簿を見てビックリ!
当時、千葉市の申請工作物の7~8割方が未検査!
本当にこんな事があるんですか~って印象です。
検査を受けない業者も業者ですが、見て見ぬふりの役所もどうか?と思います!
まだ宅造規制区域でない事だけでも良かった!
何れにしても未確認という事で通例のがけ条例に従い計画せねばなりません!
しっかり造られた擁壁なんでしょうに・・・残念ですね。
そう思うと腹が立つ!
やる事やってるのに検査を受けないばかりに・・・?
これは施主様にとっても痛手!
建てられないどころか資産価値にも影響が・・・
M様邸の敷地はご覧のように南、西側が3m程低く、且つ東側が3m程高く・・・
南西側はL字型にコンクリート擁壁となり東側は間知となっている!
つまり高低差のある敷地の中腹地点!
擁壁も間知もどちらも未確認!
只今、審査課の担当者と協議を重ね、がけ条例に沿った計画を吟味中!
暖か~く、涼しい快適なエアブレスの家が目的だが、
それ以前に・・・
新築、建つのか?或いは絶つのか?