月別アーカイブ: 2009年11月

猫の手も・・・

猫の手も・・・

先週の見学会が無事終了し、間髪入れず今度は来週の構造見学会の準備です。

先日、H様邸見学会に来てくださったお客様にお礼状をお送りしました。
ちなみに弊社では、他社でいう営業活動っていう事を基本的にしておりません。
というより基本的に営業ができません。ですからこれくらいしかできません。

元々私自身が技術上がりなもので、かしこまったトークや笑顔ができません。
すでにお付き合いさせて頂いたオーナー様達はこれを見て“納得”と笑っているでしょう!

ということで・・・
見学会開催→お礼状→見学会ご案内→見学会開催の繰り返しになるわけです。

今月末はお礼状とご案内がほぼ同時になるので結構忙しかった。更に恒例の情報誌
(弊社月刊誌)の制作があり、まさに「猫の手も・・・」という状態。

おかげさまで情報誌は皆さんから貴重なご意見を頂き、様々な嗜好のバリエーションに
富んだ内容でお陰様で結構はウケが良いようです。近々HPでもアップします!

と言うことで2現場連続見学会に加え情報誌制作と年末のカレンダーの準備で大忙し。

極めつけは1台パソコンが壊れて機動しません。昨日ちょうど、デルの修理屋さんが横で
パソコンをバラバラにしOS再インストール等々。結構かかるんですね~!

結局真っ新にするのにチェックを含め3時間超え。まだかなまだかなって感じ!

そのあと船橋市のA様邸まで行かなければなりません。午後とは言ったもの・・・

刻々と夕方の4時前、しかも土曜日の夕方なのでだいたい想像がつきます。

ひとっ走りって・・・事務所を出て5分でもう大渋滞!!

A様大変お待たせしてごめんなさい。

連休って大嫌い

連休って大嫌い

今日は朝八時半から緑区のA様邸で構造体の検査です。

又です。前回の配筋検査(10/14)に続き連休のおかげで担当検査員と連絡自体がとれず!

ようやく昨日、連絡がつき、無理無理に朝一で検査予約を入れて頂きました。

本当に有り難い事。感謝・感謝!  しかし、連休って大嫌い・・・

でも、連休のおかげで見学会も盛況だったし単に大嫌いとも言えないか?
3日目(11/23)の千葉駅伝の影響も無かったし、天候もさほど崩れず総合的にはOK。

特に2日目は外気温7~8℃と寒かったので室内の21~22℃との差に誰もが一言目
「あ~暖か~い」、二言目「これ床暖房でしょう」って・・・三言目「うちと同じ?」・・・

この建物はエアコンやファンヒーターなどは一切使用せずエアブレスのメイン機能だけで
暖めている輻射暖房ですって説明すると皆さん目を丸くしてびっくりされていました。

来場者の最近の傾向はとしては、ソーラーシステムを是非新築時にやりたい・・・
               オール電化でエアブレスの様な建物はできないか・・・
               どうせ建てるなら長期優良住宅がいい・・・
などなど、比較的に皆さん国の施策を考慮し行く末をあんじ、今までと比べると
多方面で勉強されている方が多くなってきました。

特に弊社では、いろんな会社のいろいろな意見を聞いたりや展示物などを見て回って勉強
された方が良いですよと・・・急がずゆっくり吟味して決めていった方が良いですよって
必ずアドバイスをします。

何故か売りに走らないせいか、最近2回目、3回目の来場者が多くなってきました。
更にありがたいのはお引き渡ししたオーナー様達が毎回遊びに来てくれる事です。

来月初めには今年最後の構造見学会があるので皆さん遊びにきてくださ~い! 

☆☆☆☆H様邸完成見学会情報☆☆☆☆

 2009/11/21(土)11/22(日)11/23(日)開催 

 <ご来場ありがとうございました>

■ H様邸 37坪 ・・・・ 『 リゾート風イメージ 』
 (エアテック仕様)

H様邸の見所・・・・・
・南北洋間は重厚感あるお洒落なロフト付で彩飾小窓から感じる一番の朝日は自然の恵み!
・玄関脇の納戸は雨具やゴルフバック等ちょっとした物を置くのにとっても便利
・寝室からつながるホビールームとテラスルーム・・・絶対欲しかった!
・全館空気清浄システムと全館六面輻射暖房システム、更に次世代ネット環境
・長期優良住宅も併せ持った健康快適住宅
・南面の広いお庭にさりげなくお砂場!もちろんデッキ完備
・10畳もある小屋裏収納は季節に合わせ模様換え自由これで整理・整頓OKです!
・南面にはすごくひろ~いタイル貼りバルコニー。もちろん電気、水道、照明、標準装備!
・集中制御方式の換気システムはお掃除も制御も一箇所で簡単、シックハウス対策もOK!

見えなくなる所ですが・・・

見えなくなる所ですが・・・

今回のひとりごとは
*完成見学会間近と言うことで塞がれてしまってちょっと解りつらい・・・
*一番重要なところなのにシステムが解りにくいというご要望が多い・・・
基礎工事の行程(エアテック仕様)に触れてみました。

カイハタ建設の基礎は強靱な基礎工法になっています。

1、まずは丁寧に手作業でグリ石を隙間なく敷いていきランマーで固めます。
  通常の砕石を敷き詰めるよりはるかに基礎をしっかり支え地耐力を確保します。

2、その後、防湿シートを張り鉄筋を組みます。
  配筋ピッチ、鉄筋径などは基より重ね継手や隅部補強等チェック。
  通りの確認と各通りのモジュールピッチは特に注意が必要。
  鉄筋が組み終わりましたら、配筋検査を受けます。

3、配筋検査終了後、一度目のコンクリート(ベースコンクリート)を流し、
  荒均し後水引を待ち2度目の金鏝押さえ仕上げを施します。『1回目』

4、基礎立ち上がり部にベースフォームをセットします。
  対角寸法精度で建物の精度が左右されますのでここが要注意!
  土台や柱の設置時に最善の強度が得られるようにアンカーボルトやホールダウン金物の
  位置付けを再チェックします。その後、隙間なくコンクリートを流し込みます。『2回目』
  ベースフォームにより断熱効果覿面! 更にコンクリートの強度も木枠に比べ30%アップ。

5、中土間に厚さ50mm の断熱材を敷き込みワイヤーメッシュを並べていきます。
  ここに、更にコンクリートを流します。(蓄熱コンクリート)『3回目』
  断熱材をサンドイッチにする様にコンクリートを打設。

6、その様な行程を経て、強靱で保温力バッチリな2重ベタ基礎工法が完成します。

いつも工事過程において、基礎を作っている時、近隣の方々などから、毎回基礎が凄い!!と
お褒めのお言葉を頂くのですが、見学会などを開催する時は床まで塞がっている事が多くお見せ
することが出来ないので少し残念。

詳しくはホームページ上の(工事の流れ)を参照してみて下さい。

明日よろしくネ

明日よろしくネ

雨雲の隙間をぬってようやく昨日、H様邸のコンクリート工事が終わりました。

コンクリート工事って言ってもガレージと犬走りのコンクリートを流し、荒均しを行い
その後、時間をおき水引きを読みながら金鏝でならして仕上げていく作業です。

なかなか簡単に見えて実はとっても難しい作業で、熟練された職人の技が必要になります。
今回のような土間打ちの時に弊社では必ずB工業所(左官業者)のYさんを指名いたします。

とっても失礼なお話で、申し訳ありませんが職人さん個々にも得意、不得意?というか
上手い、下手があり弊社ではこのように譲れない作業が数多くあります。

特に下地作業に比べ、仕上げ作業は見た目が特に肝心で、下地作業のような機能性を
持ち合わせる事はもちろんですが、左官の場合見た目の平滑な美しさが求められます。

ちなみに右側でタオルを被って長い棒みたいなもので荒均しをしている方がYさんです。

今日もでした・・・いつものことですが
この方が均していると、知り合いの協力業者が目で盗もうと腕組みに顔斜め。無理でした!
何回見てもこればっかりは、経験と生まれ持った絶妙なカンとセンスだそうです。

さて、毎年恒例の慰安旅行(15.16)を今回は養老渓谷で行いました。

慰安旅行と言っても夕方集合、翌朝解散というほぼ半日行程の忙しくささやかなものです。

去年に引き続き、参加する中でもゴルフ好きという数人と伊藤園レディストーナメント
(長南町)を観戦、経由して宿まで・・・という流れです。

今年はゴルフ場から宿まで1時間程度でしたが去年は宿が館山?だったので混んでいて
3時間以上もかかり、危うく幹事の私が宴会を中止にしてしまうところでした。

今回こそ、ゆっくりしたいのは山々ですが明日の工事に備え、若干お酒を控えめに・・・
朝一番の朝食に朝2番のコンクリート打設というとっても忙しく楽しい一日でした。

右の写真はそんな明日に願いを込めて「明日よろしくネ」ってお酌に廻っている私!

快適な仕組み

快適な仕組み

先週の週間天気予報は見事にはずれ、今週はず~っとすぐれない天気!H様邸が進まない!
一日に何度もYAHOOの天気図とにらめっこ・・・
ここにきてラストの外構工事に手が付けられない。

若干余裕があったから何とか良いものの・・・来週は外周りの工事が目一杯になりそうです。

写真は緑区のA様邸の屋根断熱(垂木間に屋根断熱施工)状況。

こちらは雨の影響を受ける前に順調に外部が塞がり始め、来週からサッシ取り付けや防水
工事、内部では配線工事や、エアテックのダクト配管工事などが少しずつ進んでいきます。

今回は塞がる直前の「壁と屋根の取り合い」について着目!

エアテックの屋根構造は断熱材自体の断熱性能はもちろん、更に・・・

●外側通気を効率よく棟換気にて排気・・・赤矢印
●断熱材と木材の気密断熱充填処理というひと工夫があります。

ちょっと小さくて見えにくいですが垂木(木の桟)と断熱材の段差を通気層(外側通気→棟換気
まで)として35mmあけています。更にその隙間に発泡ウレタンを充填処理していきます。

一般的な外断熱仕様の場合は、垂木間で断熱をせず垂木上部に断熱を施し、その断熱材の上に
通気層を設けるための通気垂木を付けていきます。

その結果やっぱり少し重くて、かさばった屋根になります。

それに比べ写真の場合、当然シンプルで効率が良いですし、大地震や突風の時は効果覿面です。

この様な建物にとっての「快適な仕組み」ってほとんどがふさがれて見えなくなってしまいます。

実に寂しく悲しいことです。

検査員のチェック

検査員のチェック

上の写真は稲毛区のH様邸(南西方向より撮影)です。

先日に完了検査が済み、後は外回りの工事を残すだけになり、いよいよ大詰めです。

よく「完了検査」って何?ってたまに聞かれます・・・これは行政検査と言われるもので
今では民間の確認検査機関でもやられています。

具体的に何をやるかというと確認申請時に提出した図面や書類に不一致が無いかどうかの
チェックを行います。ここ2,3年はシックハウスと火災報知器に重点をおいている様です。
検査員のチェック項目一覧・・・
チェック1 敷地境界からの建物の位置や高さがそれぞれ合っているか否か?
チェック2 間取りや窓の位置、ドアの位置などが平面図と合っているか否か?
チェック3 シックハウス法に基づく換気システム(給、排気口)は確保されているか否か?
チェック4 火災報知器は決められた場所(居室、台所、階段等)に取り付けられているか否か?
チェック5 シックハウス法に基づく4つ星の建材や内装材を使っているか否か?

木造の2階建てに限っては、ほとんどの場合が以上の内容(所要時間15分位)で終了・・・
えっ? 何でそれだけって・・・思う方がほとんどでしょう。

実際の完了検査(木造2階建て)では構造的なものや詳細事項などに触れてこないのが一般的で、
その内容に、そりゃ無いよ?どこが検査なのって思いの方がほとんどだと思います。現実!

うちとしては端から端まで見て頂きたく、換気システムはダクト方式でどうだこうだって
いろいろ蓋を開けたり、点検口を開けたり説明するんですが、検査員は給、排気口があれば
それだけで良いみたいで、換気が十分働いているかどうかは関係ないみたいに見受けられます。

6,7年前のシックハウス法施行に伴う講習会の時でしたが、換気システムは付けることに
意味があり、使うことは施主の自由だ!という噂話を聞いたことがあります。

そう言われればそうだけど、なんかちょっと寂しくないですか?・・・

さて、H様邸完成見学会も今月、21(土)、22(日)、23(月)の3日間で確定、一安心。

週間天気予報では、長雨の心配も無さそうだし後は当日の天気と気温を願うばかり!

弊社見学会ではご来場のお客様に驚異の全館暖房(六面輻射暖房)システムを体感し、
床暖房やファンヒターなどの直接暖房と比較して、違いを体で実感して頂きたい為に
普通の見学会と逆で・・・気温が低く寒寒しい日をいつも期待してる訳です?

1週間ほど前にとても寒い日が1日だけありましたが、あの寒さはまだ当分先だろ~ナ。

無事・・・

無事・・・

日曜日の大安吉日に無事・・・緑区A様邸の上棟完了です。 

当初、全国的に雨模様だって予報があったのでとても心配だったのですが、素晴らしい秋晴れ!

ただ、昼前頃からでしょうか? 風がかなり強く吹き始め、1階から2階、2階から小屋組になるに
つれてハッキリ怖いぞって皆思ったでしょう。 時折台風並みの突風が・・・

それでも暗くなる前には荷揚げ作業や屋直しまで完了し、その後お客様以下、棟梁とお清め迄終了。

ご主人様が、前回の「ひとりごと」を見て頂いたらしく、これは是非記念にと・・・
無事に丈夫な我が家が完成しますようにと今回は施主様自ら工事に参加(右写真)し、ほぞパイプ
にピン(引き抜き強度1トン/本)の打ち込みをして頂きました。

おそらくご主人様自身、えっこんなに堅いの~。 これなら大丈夫だ!って思ったでしょう。

作業も終わり、あっそうだ近くの弊社オーナーさん宅へ行きましょう・・・と言うことで
半年前にお引き渡しになった緑区越智町のA様とK様邸の外装デザインを参考に見に行きました。

早いもので半年程前、3月17日のA様邸完成日とお子さんの出生日が同じ日! 完成日に生まれた
元気そうなお子さんを奥様が抱っこしていました。 運命ですネ!(新築オーナー様の声参照)

全然関係ないですけど実はうちの待望の第三子(男子)も無事・・・昨日退院してきました。
泣く・・・寝ない・・・の何のって、私に似てどうやら夜行性らしいです。ということで更新が
遅れてしまいました?そんなことで今日の朝はゆっくりさせていただきました。休みの日で良かった。

ちなみに、3月17日はうちの妻の誕生日でした。あれれって、今気づきました・・・怒られます!

庭では日曜日という事でたまたま、A様ご主人がおり、芝刈り機で軽やかに芝を刈っていました。
敷地周りはきれいに砂利敷きで庭は広いしウッドデッキがあるし本当に理想のお家という感じです。

周りを見回すと空き地売り出し中(A様邸着工時)だった土地が満員御礼! 住宅街が完了間近!
偶然、上棟作業中のお宅があり離れたところから控えめに見させて頂きました。

A様自身がほんの15分程前に上棟終了したばかりなので、当然、他が気になるものです・・・
見える範囲で説明させて頂きました。 みるみるうちにチェック項目が増えていくものです。

チェック1 3.5寸仕様だけど見た目には柱も多く加重分散でき、梁せいも一般的かな?
チェック2 隅柱が4寸、土台が3.5寸で当然、柱が出っぱって柱プレートも折り曲げ仕様?
チェック3 外部面材は使われていないようです。防水紙を外から押すと分かるものです。
チェック4 垂木を留めつけていました。垂木の縦横寸法もこんなに各社違うんだな~?
チェック5 垂木を釘留め? 釘でも良いのかビスなのか? 基準法の統一性が必要では・・・?

近くに施主様らしい姿あり。上記の件を意味合いなど含め、控えめに説明させていただきました。

施主様はこの内容をたぶん知らないでしょう! 知らず仕舞いという施主様がかなり多いことを。

悲しいかな! どうしても勉強しないと、やっぱり後悔してしまう時代になってしまいました。